Subject   : ウェルフ家

カテゴリー : 歴史 > 


 ウェルフ家
ライン・マース川地域出自で、カロリング時代以来の伝統を誇るドイツ最古の豪族の一つ。ウェルフェン家ともいう。

9世紀初頭のウェルフ1世に始まる家柄は11世紀初めに断絶。同家出身のクニグンデとイタリアのエステ家のアッツォ2世との子ウェルフ4世が再興。その息子ハインリヒ・デア・シュワルツェはザクセン大公家(ビッルング家)の娘と結婚、その遺領を継ぎ、息子のバイエルン大公ハインリヒ(傲慢(ごうまん)公)も皇帝ロタール3世の娘と結婚、スップリンゲンブルク家の遺領をあわせ、ザクセン大公をも兼ねた。その子ハインリヒ獅子(しし)公はザクセンの経営に努力したが、シュタウフェン家の皇帝フリードリヒ(バルバロッサ)と争い失脚、全所領を没収された。彼の息子オットー4世は、反シュタウフェン派貴族によって対立皇帝に推されたが、その死とともにウェルフ家の政治的影響力も失われ、甥(おい)のオットー幼児公がブラウンシュワイク公に任ぜられ、ブラウンシュワイク家を開いた。


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