構造的失業率 （structural and frictional unemployment rate）

　完全失業率のうち、年齢や職種、能力などの条件が企業と求職者の間で合わないことが原因で発生する失業率。

　ミスマッチ失業ともいう。景気変動によって経済全体で見た労働力の需給関係が変わる「需要不足失業」と区別する。構造的失業率は、第３次産業の比率が高まる経済のサービス化、人口構成の少子高齢化など日本社会を取り巻く構造的な要因で発生し、上昇基調が続いている。

近年の４％台の完全失業率のうち大半を構造的失業率が占めるとされる。

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